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『偽りの輪舞曲』の感想

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『偽りの輪舞曲』の感想


さて『偽りの輪舞曲』をクリアしたのでその感想でも。
DSで出たSRPGです。
かなり前に780円くらいで買った。
最近は地味に高騰しているらしい。一体何があったし。

ゲームはSRPGだが、他と大きく異るシステムが2つある。

一つはパシリシステム。
使っていない仲間でアイテム買いに行かせたり修行させたりできる。

もう一つは移動と攻撃が一体となった「ルートマニューバ・システム」
これは従来のSRPGのように敵に隣接して攻撃するのではなく、敵の上を移動することでダメージを与えるというシステム。
そのためドーガみたいな壁役を立てて後方から魔法使いのマリクとかで削るみたいなことはできない。
そんな配置をしたら敵が通過し、魔法使いは防御力低いので一発でやられる。
そのためお約束な戦法が通じず、難易度は高め。
まあ撤退しても経験値はそのままなので、何度も撤退して戦えばなんとかなる。
スキルを覚えていくことでやれることも増えるし。

本作は途中でストーリーが分岐する。
どっちつかずで終わる半端エンド
その他王道ルート、覇王ルート。
2つのルート合わせるとステージは60を超えたと思うので、結構遊べる。
難易度が高いのは覇王ルート。
MPタンクのキャラがいないため。無限アビスゲート戦法が使えない。
ただし最終面は王道ルートのほうが難しい。
敵が無限に出てくるし、ラスボスはMPをゼロにしないとダメージ与えられない。しかしMPが自動回復するので、攻めるタイミングが中々ないのだ。

ゲームの感想としては、それなりに歯ごたえがあって面白い。
しかし不満がいくつかある。

・移動シーンで一々演出が入る
移動自体が攻撃となるシステムの仕様のせいなのだが、敵の移動でも演出が入る。
うざいからボタンを押してスキップする。
すると敵の攻撃もスキップされるから、どれがどれだけ攻撃受けたか自分で確認する必要がある。

・出撃メンバーが少ない。
毎回ほぼ5人しか出撃できない。
序盤に仲間になるキャラが割と優秀なのでメンバーを変える必要があんまりない。
特にコットンの「とんでけ~」と「アビスゲート」が強いので、大抵はこの2つでなんとかなる。
だから殆どの仲間がパシリ要員が多い。
そのくせ出撃して会話しないとストーリーがわからないところがある。

・パシリが微妙。
買ってきてほしいものと違うもの買ってくる。自分で買いたい。

・セーブデータが2つしかない。
ルートが複数あり、強くてニューゲームがあるゲームとしては少ないかな。
別ルートのクリア直前データを残しておきたいのに。

・システムが不親切
例えば王道ルートのラストの魔道士が「ツギデス」という攻撃をしてくる。
これはHPがどんなに残っていても次の攻撃を食らうと必ず死ぬという攻撃。
これの解除方法がわからず結構苦戦した。
ゲーム内で説明あったかな…
これの解除は、食らったキャラの状態をヒーローとかに上書きすればいい。
だがそんな説明なかった気がする。
お陰でラスボスまでたどり着けず苦戦した。

というのが主な不満点。

ただ1000円以下なら一風変わったSRPGとして楽しめると思う。
シューティングのゲームキャラである「コットン」が使えるし。
けどプレミア価格で買っていいかというと微妙。

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